現代日本の学校問題かと思いきやファンタジー

英雄の書(上)(下) 宮部みゆき著 新潮文庫

主人公は小学5年生の少女、ある日兄が同級生を殺傷し失踪する事件が起きる。事件により家庭環境が混乱する中少女は兄の部屋で喋る本と出会い、兄はある書物に触れ英雄に憑かれてしまったことを知り、兄を救う旅にでる。

冒頭は現代から始まりなぜ兄は殺傷してしまったのか、どんな境遇になりそこに至ってしまったのかとそんな先を創造していたら喋る本やら何とかの書やら、英雄・魔法・かっこよい助っ人などファンタジー世界に突入しまくりで、読み終わった印象は少年漫画のようだったという感じです。きっと小中学生に人気なんだろうな~という内容でした。読みやすく内容のテンポも速いので楽しくよめましたが、現代とファンタジーの混在するギャップがありすぎて感情移入はできなかったです。

マンガ感覚で読めば〇でした。☆☆です。

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