中堅企業を舞台とした池井戸潤お得意の闇を暴く人間ドラマ!

七つの会議 池井戸潤著 集英社文庫

中堅企業を舞台に、7つの章と最終章で構成された物語で各章ごとに焦点となる人物が異なる短編小説のようになっています。それも企業の中堅的な人物や下請け会社の人達とかけ離れた世界ではないので、物語が入ってきやすいです。

それぞれの物語がありつつ、会社に潜む秘密に迫っていく物語展開、池井戸作品のお得意のワクワクさせる流れです!

会社に所属していると、ひとりではどうにもできないこと、上層部や上司から圧力、下請けへの対応の仕方等、よくありそうな状況が描かれていて、仕事に対する心構えと今の現代社会を考えさせられる物語です。

おススメです☆

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