世の中のお金の流れの仕組みについてのマンガを読みました。
キミのお金はどこに消えるのか 井上純一著 角川書店
自分は理系学部卒で経済については何の知識もなく、世間の報道からの想像だけしかありませんでした。この本を読んでいかに経済について無知だったか、世間の報道や政治家の発言にそうなんだーと素直に受け入れていたのが、怖くなりました。
経済の話でほんとは難しい話かと思いますが、漫画でとても読みやすく、中国人の奥さんの天然さからの疑問を通して面白おかしく、わかりやすく書かれていました。素人の私にも経済の基本が何となく理解できる良書ですね~。
特に消費税の話はまさに勘違いしていました。
報道や政府が借金が多いことを引き合いに消費税を上げなくてはならない!という理由に素直に納得していましたが、必ずしも消費税増税で税収が増えるわけではないこと、デフレ(円の価値が上がり物価が下がる)の現状に増税は逆効果、より経済は回らなくなりよりデフレが進みむしろ税率は減る可能性の方も高く、GDPも落ち、雇用も厳しくなり、より国民の苦しみは増し良いことないらしい。。。
インフレ(円の価値が下がり物価が上がる)の状態、世間のお金の循環が多くなったときに増税をするのが効果的、要は世の中のお金の循環度合いによって国がお金の流れを調節することが、景気の良さにつながるということでした。
日本がなぜ成長がとまったのか、中国や周囲の国が急成長したり、リーマンショック時に日本が円高になった理由も、勉強になりました。
なるほどなーと思いつつ、もしそうであれば、日本の経済を動かしている人がやろうとしていることは逆行することばかりだし、国民に都合の良いことを言って間違った方向に進んでいるのではないか?大丈夫なのか??という気持ちにもなりました。
この本の最後の方でも言っていたましたが、政治家を選ぶ国民が正しい知識をもち、正しい判断ができる人を選出することが重要なんだろうなと感じました。
ということで多くの人に読んでもらいたい本ですね~。。